第二種電気工事士 過去問
令和7年度下期
問1 (一般問題 問1)
問題文
図のような回路で、端子a−b間の合成抵抗[Ω]は。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、a-b 間の並列回路に関する問題です。
回路の構成は次の2つになります。
・3Ω の抵抗だけの回路
・6Ω と 6Ω の並列回路に、さらに 3Ω の抵抗が直列につながった回路
合成抵抗を求める際は、まず並列部分から合成していくと分かりやすいです。
全体の並列回路を合成する前に、下段の 6Ω と 6Ω の並列回路の合成抵抗を求めます。
並列抵抗の合成公式
R = (R1 × R2) ÷ (R1 + R2)
これは2つの抵抗の並列回路であれば「積 ÷ 和」と覚えられており、「わぶんのせき」と言われることもあります。
分母は抵抗値の和、分子は抵抗値の積になります。
この公式に従って計算すると、6Ω と 6Ω の並列は
Rp = (6 × 6) ÷ (6 + 6)
Rp = 36 ÷ 12 = 3Ω
となり、この部分の合成抵抗は 3Ω です。
次に、下段の並列回路(3Ω:合成済み)と直列の 3Ω を合成します。
直列回路は足し算なので、
3Ω + 3Ω = 6Ω
となり、この経路全体の抵抗は 6Ω になります。
最後に、上段の 3Ω と下段の 6Ω が並列になっているため、この並列回路の合成抵抗(Ro:a-b 間の合成抵抗)を求めます。
Ro = (3 × 6) ÷ (3 + 6)
= 18 ÷ 9 = 2Ω
よって、a-b 間の合成抵抗は 2Ω になります。
正解です。
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02
合成抵抗に関する問題です。
この手の問題はほぼ毎回出題されますが、解き方さえ分かればすぐに解ける内容なので、しっかり覚えておきましょう。
並列回路の合成抵抗は「和分の積」で求めていきます。
まず左下の回路は
(6×6)÷(6+6)=3Ωとなります。
次にその横の抵抗とは直列回路となるので、純粋に足して
3+3=6Ωとなります。
最後に上と下の抵抗の合成抵抗を求めると
(3×6)÷(3+6)=2Ωとなります。
合成抵抗は「和分の積」と頭にしっかりインプットして忘れないようにしましょう。
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